新型インフルエンザから身を守るには、知識というワクチンが必要であり、両親が正しい知識を身に付けることが、大切な子供を守る第一の防御です。

家族内で新型インフルエンザに感染したら

家族内で新型インフルエンザに感染したら

新型インフルエンザから子供を守ろうトップページ>家族内で新型インフルエンザに感染したら


  家族内で新型インフルエンザに感染したら



新型インフルエンザの感染が(ささや)かれるようになりましたら、家庭では家族揃って毎朝体温を測りましょう。新型インフルエンザに感染すると、3日程度の潜伏期間(せんぷくきかん)を経てから38℃以上の発熱から症状が現れます。



発熱に続いて、強い倦怠感(けんたいかん)、関節痛、筋肉痛で、身体がバラバラになる感じを覚え、腹痛下痢も加わってきます。



放置すると、息苦しくなり、激しい咳、呼吸困難に(おちい)る等の肺炎症状が現れ、鼻や歯茎から出血、多臓器不全(たぞうきふぜん)へと向かいます。



これらの症状は新型インフルエンザの症状であり、いつ更なる新型が変異するやも知れませんので、症状が異なる可能性があります。しかし、強毒型である以上、危険な症状かつ、生命に危険がおよぶことには変わりはありません。




毎日体温チェックすれば初期の段階で疑わしい要素を発見できます。そして一緒に生活している家族の誰かが新型インフルエンザに感染した場合には、家族全員が感染したものとして行動しなければなりません。


家族内の誰かが発熱をはじめたら、まず保健所、もしくは発熱相談センターに連絡することが重要で、慌てて病院に向かってはなりません。



これは感染を急激に広める危険性がありますので、連絡無しに病院に駆け込んではいけません。



感染者によっては軽度の症状で治まる場合もありますので、その場合には自宅療養となります。やはり家族内で感染が広まりますので、動ける方が看病をすることになります。看病する方は、自分に発熱の症状が現れるまでマスクとゴーグルの着用と、ビニール手袋もしくはゴム手袋の装着を徹底し、患者に接する度にマスクと手袋は交換するように徹底します。



看護を行う部屋は乾燥させずに60%程の湿度を保つようにしてウイルス濃度を下げることに努めます。(加湿器に変わるものとして、部屋に濡れたバスタオルをかけておくと便利です。また、石油ストーブを使用する場合には、やかんにお湯を入れてかけておくと良いでしょう。)



湿度を保つことも大切ですが、換気も大切です。しかし換気の際は、窓の周辺に人がいないことを確認してから換気を行うようにしましょう。(換気頻度は1時間に2〜3回が理想的です。)



自宅看護を行うにあたっての要注意事項

看護の際には、マスク・ゴーグル着用に、ゴム手袋もしくはビニール手袋の装着を徹底し、毎回接する度にマスクと手袋は交換して使い捨て
  にします。

看護の後は手洗い、うがいを必ず行い、看護以外の時でも頻繁に行うようにします。

感染者が使用したタオルや、身の回りの物を共有してはいけません。また、感染者が入浴する際にはシャワーだけで済ませ、湯船を共有す
  ることがないようにします。

感染者が触れた物や場所はすべて殺菌可能な方法で消毒します。(熱湯であれば80℃以上の温度で10分間)

感染者の排泄物を扱う際には、必ずマスクとゴーグル着用し、手袋を装着の上、後回しにせず素早く処理します(自力でお手洗いを使用し
  た場合、必ず防備の上、掃除して殺菌が終わるまで他の家族が使用してはなりません。)。また、鼻水、痰といった体液等が付着したティシュー
  も素手で触れてはならず、ゴム手袋かビニール手袋を装着した上でビニール袋に入れて密封してから廃棄します。
これらの注意事項は決して大袈裟なレベルではなく、ウイルスと関わる上では最低限の注意事項です。
知識のワクチンCONTENTS
 新型インフルエンザとは?
 鳥インフルエンザが注目される理由
 危険な新型インフルエンザ
 新型インフルエンザの発生する要因とは
 インフルエンザの感染拡大を阻止することは極めて困難
 インフルエンザの感染を可能な限り小規模の被害で抑えるには
 1人のインフルエンザ感染者が及ぼす感染被害の目安
 新型インフルエンザのプレパンデミックワクチンとは
 新型インフルエンザのパンデミックワクチンとは
 気になる抗インフルエンザ治療薬
 新型インフルエンザ発生前に備蓄する
 新型インフルエンザの感染防止対策
 家族内で新型インフルエンザに感染したら
 新型インフルエンザの発生する時期とは
 2010/2011に猛威を振るった新型インフルエンザ(H1N1型)の扱い
 2011/2012シーズンのインフルエンザを振り返りながら今後に備える
 風邪やインフルエンザ予防に効果のあるうがい方法とは
 ウィルス感染予防に効果的な手洗いの落とし穴
 風邪やインフルエンザの感染予防に効果的な手洗い方法の順序を写真画像で解説!
 インフルエンザの予防法として、うがい・歯磨き・舌クリーニングの口腔ケアが有効

Copyright (C) 新型インフルエンザから子供を守ろう All Rights Reserved